2009年04月11日

それぞれのロックンロール

MAG-NETへ。
お世話になっている山形の2バンドのライブを観に。
客席はガラガラ。
弘前のバンドも2つ。
お〜い、どうした〜?

集客。これは数字にこだわるようでいやらしい話かもしれないが、大切な話だ。誰かに聴いてもらうために音を出してるわけだろ?
努力して、その結果が客0、または1人。
それなら、いい。
けどそれをする前に、ベストを尽くさずに、少ない集客に甘んじているようなら俺はやってる意味がない、と思う。
地元のバンドさ、地元のお客さんは?
「客が一人でもいてくれれば云々」
というのはその先のレベルの話だぜ。
ははは、こんなこと言ったらまた嫌われるな〜。

良いとか悪いとか。それ以前の心構えのようなもの、必要だ。
ロックというものは、音楽というものは、そんなに甘いものじゃあ、ないのだ。
地元、ホームタウンでのライブ。そこで全然お客さんがいないのに慣れて、決まりきった景色の中、同じようなライブをしているとそこには刺激もなければ進歩もない。
県外、海外。その舞台に立った時、堂々とFROM弘前をうたって音を出すことは、できない。
弘前の街で、弘前のバンドシーンの中で、弘前の暮らしの中で、弘前のお客さんの中で揉まれて、潰されそうになっても負けずに立ち上がって。それを力に変えて成長し、音を出す。
それができていなければ、外に勝負に行くには、早すぎる。
地元でできないことは東京に行こうがアメリカに行こうが、絶対に、できない。

俺の仲間の知人が、ロンドンに仕事をしに行っている。
その彼女の名言がある。
「ロンドンにただ行ったところで、ロンドンはなにもしてくれない。」
その通りだ。
自分の、自分達の心構えとスキルがなければ何処へ行こうが、一緒なのだ。

話がそれた。
とにかく。県外からわざわざ弘前を選んできてくれたバンドに、弘前の音で、正々堂々と真っ向勝負したくはないのかな?弘前の良さを、弘前の凄さを、知らしめてやりたいとは思わないのかな?
ツアーバンドと同じステージに立たせてもらう時、負けず嫌いな俺はいつもこう、思う。
「主役を喰ってやりたい」
ってね。

まぁいい。山形から来た2つのバンド、そんな状況でも、フルパワーで自分たちの音を出していた。
それぞれのロックンロール。そこにはそれが、確かにあった。
どちらも地元山形で、仙台で、ガツガツと頑張っているバンドだ。
そういうバンドが県外に出て、ガラガラのライブハウスでステージに立って初めて、
「客が一人でもいてくれれば云々」
と言えると思うのだ。

なんだか皮肉っぽい文章になってしまったが、これでまた自分へのハードルが上がったわけだ。

CREEPS from 弘前。

俺らは俺らの街と、仲間と、厳しい先輩方、素敵なライブハウス、そしてわざわざお金を払って足を運んでくれるお客さん。
彼らの分まで闘うのだ。
自分達との闘いの向こう側に確かに、それは、見えている。

音楽で世界を変えることは、できないかも知れない。
けどハナからそれをあきらめてしまう人に、何かを手にすることは、できない。

俺は、俺らは、音楽を通じて今も、それを探し続けている。
まだまだ、旅は、始まったばかりだ。







posted by 成田翔一 at 11:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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