2009年05月13日

1973年のピンボール

また早起き。
日差しがあんまり眩しくて、涙が出た。

大好きなエピソードを読んでみる。

〜金星は雲に被われた暑い星だ。暑さと湿気のために住民の大半は若死にする。三十年も生きれば伝説になるほどだ。そしてその分だけ彼らの心は愛に富んでいる。全ての金星人は全ての金星人を愛している。彼らは他人を憎まないし、うらやまないし、軽蔑しない。悪口も言わない。殺人も争いもない。あるのは愛情と思いやりだけだ。
「たとえ今日誰かが死んだとしても僕たちは悲しまない。」
金星生まれの物静かな男はそう言った。「僕たちはその分だけ生きているうちに愛しておくのさ。後で後悔しないようにね。」
「先取りして愛しておくってわけだね?」
「君たちの使う言葉はよくわからないな。」と彼は首を振った。
「本当にそううまくいくのかい?」と僕は訊ねてみた。
「そうでもしなければ、」と彼は言った。「金星は悲しみで埋まってしまう。」〜

今日もそれぞれ、よき一日を。


posted by 成田翔一 at 06:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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